主にアジア圏の生地を使用して、現代の民族服を提案する日本のブランド「mittan」。
mittanからは毎年魅力的なシャツが数多くリリースされていますが、わたしが一目惚れしたシャツが今回紹介する「OC格子シャツ」です。
気取りすぎないチェック柄と全体的にミニマルなデザインで、この春の時期にぴったりのシャツ。
民族服という言葉のみを聞いて、敬遠するなかれ。
mittanのOC格子シャツ
こちらがmittanのOC格子シャツの生成。
生成のベース色に、黒の格子柄が特徴のシャツです。
襟は高めのバンドカラー。
綿100の生地は、経糸と緯糸のどちらもオーガニックコットンのスラブ糸が使用されています。
アジアの民族服らしさが存分に感じられます。
mittanの他のシャツと比べると癖のある特徴的なデザインではありますが、デニムやチノパンなどどんなアイテムとも比較的相性の良いシャツだと思います。
立体感のある生地表面
格子の糸は太さが不均一になっていて、最大約３倍ほどの差があるそうです。
糸の太さの差によってかなり極端な凹凸感が生まれ、立体感のある表情になっています。
そして、何回か洗濯を繰り返すとさらに立体感が強調され、独特の生地感に変化していきます。
この経年変化もmittanの服の非常に楽しみなところ。
はじめのうちは少しガシッとした感触ですが、使い込んでいくと少し柔らかさが出てきて着心地も生地の表情もいい風合いになっていきます。
わたしが購入した生成とは別に、黒格子の色もあります。
黒格子は個人的に、より秋冬に最適な雰囲気かなと思います。
OC格子シャツは生地が厚めなので、春や秋にTシャツの上に羽織ってジャケットのような着方もできそうです。
ボタンには水牛の角
OC格子シャツのボタンには水牛の角が使用されており、すべて手縫いで付けられています。
個人的にこのシャツの一番のお気に入りポイント。
鈍い光沢がかっこいいボタンです。
シャツによく使われているポリエステルのボタンに比べて、このオーガニックコットンの生地に違和感なく馴染んでいます。
ボタンが主張しすぎない分、シャツ全体のバランスや印象がちょうどよくなっているんですよね。
この生地にはこのボタンしかないんじゃないかというような相性の良さだと思います。
mittanのシャツの中でも特に経年変化が楽しみな一着
mittanのOC格子シャツは、mittanの数あるシャツの中でも特に経年変化が楽しめる一着かと思います。
mittanの独特の雰囲気を感じながらも、違和感なく日常着として着ることができます。
修繕や染め直しもしてもらえるため、長く愛用できる服として大変おすすめです。
以下の記事でもmittanというブランドや代表的なアイテムについて紹介しているので、是非チェックしてみてください。
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